★ 【整備・レストア済】 TRIO KA-6100 プリメインアンプ パワーメーター搭載機 70年代国産ヴィンテージ機器 トリオ ★
はじめに 御覧頂きありがとうございます。1977年発売TRIO KA-6100の整備・レストア済品です。
劣化した小信号トランジスタ・電解コンデンサの全数新品交換をはじめ外装の磨き・レストアまで、じっくり手間をかけて整備した一台になります。こちらで色々なメーカーのアンプをかれこれ700台以上出品してまいりましたが、ヴィンテージアンプを今後少しでも長くお使い頂くためには、経年劣化した小信号トランジスタと電解コンデンサの徹底交換が必須になります。電解コンデンサは消耗品であるため交換必須なのは勿論、小信号トランジスタも現状壊れていなくても後々に雑音の発生や音が出なくなる等の故障が必ず出てきますので、電解コンデンサ・小信号トランジスタはセットで交換する事が肝要です。中途半端な部品交換では後々トラブルや故障に見舞われますので注意が必要です。数々の青春の名機を蘇らせるべく、頑張って整備致しました。この機会にぜひ如何でしょうか。
最後の「注意事項」まで必ず御一読頂いた上でご検討くださいませ。開始価格は皆さまにオークションを楽しんで頂きたく、一律スタートとさせて頂いております。奮ってご参加下さい。自己紹介欄、出品リストも合わせてご確認頂ければ幸いです。宜しくお願いいたします。

概要 メーカー：TRIO トリオ (現JVCケンウッド)
機種：KA-6100
年式：1977年頃
価格：発売当時

この当時、名機KA-7300を祖とするメインシリーズが高級路線に発展していく中、新たにKA-7100Dと共に廉価シリーズとして発売されたモデルです。兄貴分であるKA-7500のデザインを踏襲しており、大型のパワーメーターを2基搭載しています。トリオ独特のメカメカしい面構えが如何にもヴィンテージらしく、カッコいい一台です。中の回路はトリオお家芸である左右2電源構成、音質は後のKA-8700の様なゆったり傾向で、聴き疲れしにくい良音を奏でてくれます。

動作・外観 【動作】…特に不具合無し
◆スピーカー左右から音出ています。バランスも良好です。
◆PHONO(レコード)も音出しOKです。
◆パワーメーターL/Rとも元気に振ります。照明はオリジナルの電球が点灯します。
◆カセットデッキ関連は手持ちのデッキで再生・録音とも動作確認済です。
◆背面SPターミナルの配列は他メーカーと比べると変則的な為、接続の際はご注意ください。
◆他、各機能も動作しており問題ありません。ガリもほぼ皆無で快適にお使い頂けます。

【外観】
◆所々軽微なキズや痛みが散見されますが、全体的にとても綺麗・良好なコンディションです。
◆フロントパネルの向かって右上の縁に多少痛みがあります。(画像6)

整備内容詳細 基本的なメンテナンスに加え、小信号TR26個・C50個交換済です。電解コンデンサ新品交換によりリフレッシュされた音質をお楽しみ頂けます。ファイナルTRにはサンケン製の名品が使用されています。
交換TRは基本的にオリジナルと同型番のものを使用し、入手の難しい型番については代替型番を使用する事で音質面に十分配慮しています。また、一部TRの選定を見直す事で、オリジナル以上の音質UPを図っています。（代替選定例：NEC製→NEC製、ナショナル製→日立製(日立製のが中高音域が豊かです)、他一部東芝製）

◆内部の各スイッチ、ボリューム等の接点清掃
◆プロテクトリレー分解清掃
◆電源・メイン回路…トランジスタ・コンデンサ交換
◆プリ・コントロール回路…トランジスタ、コンデンサ交換、FET交換×2個
◆イコライザ回路…トランジスタ、コンデンサ交換、FET交換×2個
◆SPヒューズ断線のため新品交換×2個
◆基板パターン剥がれの補修作業
◆パワーメーター左右レベル→OK
◆アイドリング、DCオフセット→OK
◆外観レストア（外装品磨き・クリーニング、ボンネットクリーニング、内部基板クリーニング、背面ピン端子クリーニング）